アラブ首長国連邦(UAE)の首都であるアブダビに関する概要とその将来性を紹介します。
UAEの中ではアブダビよりもドバイの方が世界的に知名度が高いですが、アブダビの経済規模や今後のさらなる発展の伸び代にはドバイ以上にポテンシャルを秘めています。アラブ首長国連邦は7つの首長国で構成されており、そのGDPのうち60%をアブダビが占めています。また、石油や天然ガスの9割以上がアブダビで産出されています。
この記事を通じて、アブダビの概要とそのポテンシャルについて知っていただければと思います。
アブダビに関する概要
アブダビは、アラブ首長国連邦(UAE)の首都であり、同国で最大の都市です。
アラブ首長国連邦は、アラビア半島の東に位置し、周囲をサウジアラビア、オマーン、およびペルシャ湾に囲まれています。そしてGulf Council Cooperation(湾岸協力会議)の中心メンバーです。アブダビはUAEの国土の86.7%(北海道と同程度)を占めており、国内で1番の経済規模となっています。
アラブ首長国連邦(UAE)全体を数字で確認
Emirate (首長国) | UAEへの加入日 | 人口 | 総人口に占める割合 | 面積 (㎢) | 総面積に占める割合 | 人口密度(人/㎢) |
---|---|---|---|---|---|---|
Abu Dhabi | 1971年12月2日 | 3,789,860 | 27% | 67,340 | 86.7% | 24.9 |
Ajman | 1971年12月2日 | 504,846 | 4% | 259 | 0.3% | 996.1 |
Dubai | 1971年12月2日 | 3,759,864 | 41% | 3,885 | 5.0% | 644.2 |
Fujairah | 1971年12月2日 | 256,256 | 1% | 1,165 | 1.5% | 109.0 |
Ras Al Khaimah | 1972年2月10日 | 416,600 | 3% | 1,684 | 2.2% | 121.7 |
Sharjah | 1971年12月2日 | 2,374,132 | 23% | 2,590 | 3.3% | 261.8 |
Umm Al Quwain | 1971年12月2日 | 72,000 | 1% | 777 | 1.0% | 87.5 |
アブダビには200を超える国籍の人々が暮らしており、人口の86%は都会的な生活を送っています。また、失業率も4.4%と低い水準を維持しています。
項目 | アブダビ | ドバイ |
---|---|---|
人口 | 378万人 | 375万人 |
面積 | 67,340㎢ | 3,885㎢ |
GDP | 2,490億ドル | 1,050億ドル |
1人あたりの平均所得 | 13万ドル | 4.4万ドル |
GDP内にオイルが占める額 | 35.9% | 1% |
年間の観光客数 | 159.3万人 | 487.5万人 |
1番大きな企業 | ADNOC | Emirates Group |
主要産業 | 石油・ガス産業、化学・石化産業、航空宇宙産業 | 観光・ホスピタリティ業、不動産業、金融サービス業 |
GDPを見るとドバイよりもアブダビの方が2倍以上大きいことがわかります。この理由はアブダビとドバイの主要産業の違いが関係しています。
アブダビでは石油や天然ガスを豊富に採掘することができる一方で、ドバイでは石油を採掘できないため観光や不動産業が盛んとなっています。
アブダビの石油確認埋蔵量は世界第6位で、石油を含まないGDPに占める不動産の割合は22%となっており、近年はこの石油を含まないGDPの成長率がどの程度向上するかに注目が集まっています。
2023年の最初の9ヶ月間はこの石油を含まないGDP成長率は8.6%と高い成長率を見せました。
参照:Abu Dhabi’s non-oil economy expands 7.7% in Q3 and 8.6% in first 9 months of 2023
UAEの過去50年間:驚異的な成長と変革の歴史
アラブ首長国連邦(UAE)は、建国してまだ52年という歴史の中でで驚異的な成長と変革を遂げ、国際社会での重要な地位を確立しました。
アラブ首長国連邦の統一と誕生(1971年)
1971年12月2日、アブダビ、ドバイ、シャールジャ、アジュマーン、ウム・アル・クワイン、フジャイラ、ラアス・アル=ハイマ、そしてアジュマーン(1972年)の7つの首長国が統一して、アラブ首長国連邦(UAE)が誕生しました。
このUAEの統一を進めたのが首都アブダビです。この歴史的な出来事は、地域の安定と繁栄をもたらす契機となりました。
アラブ(Arab)の7つの首長国(Emirates)が団結(United)してできた国がUnited Arab Emiratesです。
石油ブームと経済成長
UAEは、石油産業の急速な発展により経済的な成長を遂げました。石油ブームは、UAEを急速に豊かにし、国内のインフラやサービスの整備、教育や医療の向上に貢献しました。この時期には、ドバイやアブダビなどの都市が近代化され、国際的なビジネスの中心地としての地位を築きました。
UAEはその後、多様な文化や宗教を受け入れる姿勢を示し、国内外の人々に開かれた国であることを宣言しました。これにより、国内外からの移民や観光客が増加し、国内経済に多大な貢献をしました。
外国企業の誘致の1つとしてフリーゾーンと呼ばれる、外国企業は100%の所有権を保持でき、税制上の優遇措置や簡素化された手続きを享受することができるエリアなどもできました。また、教育やイノベーションの分野でも積極的な政策が取られ、UAEは知識経済への転換を進めています。
技術革新と未来志向
UAEは、技術革新と未来志向の国としても知られています。宇宙探査や持続可能なエネルギーへの投資、スマートシティの開発など、先進的なプロジェクトが次々と進行しています。また、文化的なイベントや観光施設の整備も積極的に行われ、国際的な注目を集めています。
UAEは今後とも、持続可能な発展、技術革新、多様性の促進など、さまざまな分野で未来への挑戦に取り組んでいます。国内外のパートナーシップや国際的な協力を通じて、UAEは世界のリーダーシップの一翼を担う存在として、ますます重要な役割を果たしていくことでしょう。
日本とアラブ首長国連邦の関係性
日本とアラブ首長国連邦(UAE)の関係は、政治、経済、文化など多岐にわたり、友好的で深い絆で結ばれています。
経済面に関しは、UAEにとって日本は輸出入ともに重要な貿易相手国であると同時に、日本にとってUAEは最大の原油供給国の一つとなっています。
日本はUAEからの原油や液化天然ガス(LNG)の輸入を行っています。さらに、両国は経済協力や投資促進のための枠組みを強化しており、日本の企業がUAEでのビジネス展開やプロジェクトに積極的に参加しています。以下で、説明するチームラボのアブダビ進出もその一つです。
アラブ首長国連邦に住む日本人
2023年5月に外務省領事局から発表されたUAEの日本人居住者数は、長期滞在者(4,395人)と永住者(151人)を含め4,546人となっています。そのうちの3,557人(2023年10月現在)がドバイに居住しています。
UAEに居住する他の国籍と比較すると日本人は少ないです、日系企業は中東やアフリカ地域の企業統括本部や事務所として事業を展開しています。最近ではロシアやウクライナなどに事業展開をしていた企業もUAEに拠点を変える動きも見せています。
個人的なお話をさせていただくと、ドバイモールなどの大型のショッピングモールへ行ってもほとんど日本人を見かけることはありません。見かけた場合でも、観光客の人がほとんどです。
UAEの長期滞在者のほとんどが企業の駐在員や航空会社での勤務されている人で、長期で居住しようとしてる人はあまり多くいないようにも感じます。ドバイには日本人学校などもありますが、積極的にコミュニティーに属さない限り日本人との繋がりを気づくのは難しいです。
アブダビ観光が人気な理由と今後の発展
アブダビは世界的に人気な観光地とも知られ、有名なランドマークや観光スポット、そして常に大きなコンサートなどのイベントが開催されます。
例えば、エミレーツ パレス アブダビ、シェイク・ザーイド・グランド・モスク、ヤス・マリーナ・サーキット、そして世界最大の屋内テーマパークであるワーナー・ブラザース・ワールド・アブダビなどがあります。2023年の末にはクリス・ブラウンがアブダビでコンサートを行い盛り上がりました。
アブダビの人気の観光地
- シェイク・ザーイド・グランド・モスク
- エミレーツ パレス アブダビ(マンダリンオリエンタル)
- Qasr Al Watan(アラブ首長国連邦大統領官邸)
- ヤス・マリーナ・サーキット
- ワーナー・ブラザース・ワールド・アブダビ
- ルーヴル・アブダビ
- アブダビ・コーンシェイション・センター
- サーディヤット島
シェイク・ザーイド・グランド・モスクは1999年から2007年にかけ5億4500万ドルかけて竣工されたUAE国内で1番大きなモスクです。アブダビで1番の観光地と言っても過言ではないです。
入館料は無料なので、世界最大のペルシャ絨毯やシャンデリアなどに注目しながらの観光がおすすめです。アブダビにトランジットで半日ほど滞在する方には、このシェイク・ザーイド・グランド・モスクへぜひ訪れて欲しいです。
エミレーツ パレス アブダビは、映画「ワイルド・スピード SKY MISSION」のロケ地となったことや、他にもSEX AND THE CITY2の舞台設定にも使われ一躍有名となりました。このホテル内ではカプチーノに金粉のかかった名物の「ゴールドカプチーノ」があり観光客に人気です。
その他にも、アブダビグランプリの行われたヤス・マリーナ・サーキットや、ルーブル・アブダビなど、観光地しての見どころはドバイよりも多くあるように感じます。
今後は、サーフィンの世界大会を行えるサーフアブダビ(Surf Abu Dhabi)や、中東では初となるUCI(国際自転車競技連合)カテゴリー1となるサイクリングスタジム、ベンドロームアブダビ(Velodrome Abu Dhabi)も計画予定です。これにより、世界各国からの注目度が増しさらなる観光客も見込まれるでしょう。
【4つの新たな美術館】あの日本企業も大きく貢献
アブダビは文化的な魅力も豊富で、伝統的なスーク(市場)や美術館、歴史的な建造物などが訪れる人々を魅了しています。
現在の発表では新たに4つの美術館が建設されていることが発表されています。日本からは豊洲や麻布台ヒルズに展開するteamLabもアブダビに進出して行きています。
- チームラボ(teamLab Phenomena)
- グッゲンハイム(Guggenheim Abu Dhabi)
- ザーイド国立博物館(Zayed National Museum)
- 歴史博物館(Natural History Museum Abu Dhabi)
teamLab Phenomena
2024年に完成を目指すteamLab Phenomenaは、DCTアブダビ、Miral、そしてteamLabが共同で手がけるプロジェクトです。
レンダリング画像からも明らかなように、これはエンジニアリングの最高傑作となる可能性があります。この建物を代表する建築の驚異は、従来の概念を超えたものとなっています。17,000平方メートルにも及ぶギャラリーエリアは、未来的な外観のスペースとして、「無限の好奇心の家」としてデザインされています。日本人として誇りに思える美術館です。
Guggenheim Abu Dhabi
2025年に完成を目指すフランク・ゲーリーが設計したグッゲンハイム美術館は、サディヤット文化地区のスカイラインに不規則な美しさを添えることでしょう。
グッゲンハイムの精神に忠実であり、ソロモン・R・グッゲンハイム財団との共同で構想されたこの建物の計画は、現代的で非伝統的ながらも、唯一無二の美しいデザインを持っています。外観と同様に、内部も同様です。内部には11,600平方メートルの敷地に28のギャラリーがあり、さらに23,000平方メートルの展示スペースが特徴的な円錐形とテラスに囲まれています。グッゲンハイム・アブダビは、西アジア、北アフリカ、南アジア(WANASA)地域の作品に特に焦点を当てた近現代美術のコレクションを展示します。
Zayed National Museum
2025年の完成を目指すザイード国立博物館は、偉大な国家とその先見的な創設者である故シェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤー(1918~2004年)の感動的な物語を伝えるにふさわしい、驚異的な建築物として立つことになります。
プリツカー賞受賞建築家であるノーマン・フォスター卿(フォスター+パートナーズ)が設計したこの息を呑むような建造物は、多くの文化的重要性が集まるサディヤット島に位置しています。ザイード・ナショナル・ミュージアムは、UAEの豊かで紡ぎだされた遺産の物語と、より広い世界とのつながりを称え、議論と学習の拠点となるような、公共的で市民的な建物として設計されました。さまざまな展示スペースが組み込まれ、数百万年かけて形成された生態系から、約20万年前にこの地域に人類が初めて移住したこと、そして貿易、開発、繁栄が独自の明るい未来への道を切り開いた現代に至るまでのUAEの歴史を展示します。
Natural History Museum Abu Dhabi
アブダビの自然史博物館は、サディヤット文化地区(ルーヴル・アブダビ、ザイード国立博物館、グッゲンハイムに次ぐ)の4番目の博物館として、2025年にサディヤット島にオープンする予定です。
この博物館では、宇宙の起源から138億年の物語を紐解く魅力的な展示物がキュレーションされるほか、「動物学、古生物学、海洋生物学、分子研究、地球科学の研究を行う」科学研究センターも併設される予定です。このプロジェクトは、カレド・ビン・モハメド・ビン・ザイードによって発表され、「地球の未来のための解決策を見つける手助けをする」ことを約束しています。また、6,700万年前のティラノサウルス・レックスの骨格標本「スタン」と70億年前のマーチソン隕石についても展示される予定です。噂によれば、今年は2023年に向けてステゴサウルスの骨格標本がプレビュー展示されるとのことです。
参照:6 cultural mega projects coming to Abu Dhabi
現代、過去、未来のそれぞれのテーマの違った美術館が新たにアブダビにでき、今後の文化的側面の発展に大きく貢献することはとても楽しみです。
世界99都市との直行便のある最新のアブダビ国際空港
アブダビ空港から世界56カ国99都市への直行便が就航しており、2021年に526万人の外国人観光客を受け入れました。わずか4時間のフライトで世界人口の3分の1に、8時間のフライトで世界人口の3分の2国々に到達することができます。
総工費4,500億円のアブダビの新空港がオープン
2023年11月には、30億ドル(約4,500億円)にも上る投資額で新アブダビ国際空港がオープンしました。
新空港のターミナルAは、総床面積742,000平方メートルという世界最大級の規模を誇り、アブダビ国際空港の旅客・貨物輸送能力を飛躍的に向上させる役割を果たしています。
ターミナルAは年間4,500万人の旅客を収容可能で、1時間には約11,000人の旅客と79便のフライトを処理できる能力を持っています。また、国際線旅客の乗り継ぎ(トランジット)は45分の乗り換え時間に対応しており、次のゲートまでの平均歩行時間はわずか12分という、優れた利便性を提供しています。
アブダビ空港の運営会社は、この新しいターミナルAが「アブダビの航空ハブとしての世界的地位をさらに強化する」と述べ、増大する需要に応えて航空会社がアブダビでの存在感を高めることを可能にすると強調しています。
参照:Abu Dhabi International Airport: Ready to write the next chapter
【豆知識】日本からの直行便で少しでも安くアブダビ・ドバイへ行く方法
直行便で少しでも安く、日本からUAEに来たい場合にはエティハド航空がおすすめです。
フライトの日時によって飛行機の料金は変化しますが、東京-アブダビ間のエティハド航空が、東京-ドバイ間のエミレーツ航空よりも1万円から2万円程度安い傾向にあります。アブダビとドバイは車で約1時間の距離で、時差もありません。
このことを前提に空港到着後のことを考えると、ドバイに到着し目的地までタクシーに乗ると100aed(4,000円)かかりますが、アブダビの場合でもドバイの目的待ちまで200aed(8,000円)で行くことができます。
アブダビ空港からタクシーに乗ってドバイの目的地まで行くのには多少の時間はかかりますが、費用に関しては少しでも節約することができるので、東京-アブダビ間のエティハド航空と東京-ドバイ間のエミレーツ航空を比較してみてはいかがでしょうか?
アブダビへ来る際に、事前に知っておくべきこと
- QUAEに入国する際に、ビザは必要ですか?
- Qアブダビではどのような言語が使われますか?
- Q通貨やチップまたはクレジットカードの普及率などを教えてください。
- Qアブダビに行く際の服装を教えてください。
- Qアブダビやドバイの治安に関して教えてください。
- Qアルコールを購入したり、レストランで飲んだりすることはできますか?
アブダビの今後の発展
アブダビは近い将来で様々な側面からはさらなる発展をしていくことは確実です。アブダビの2030年都市開発計画は、持続可能な都市の形成と発展を目指す包括的な戦略が組まれています。
この計画では、都市のインフラ、建設、環境、および住宅の分野での重要な変革が計画されています。
アブダビ政府は、公共交通機関の改善や公共施設の充実、環境保護対策の強化など、持続可能な都市生活を実現するための取り組みを進めています。2030年までにアブダビを持続可能で魅力的な都市にするための計画は、住民の生活の質を向上させ、都市の経済的な発展を促進することを目指しています。
アブダビメトロプロジェクト と国家間の高速レール
アブダビの運輸省(The Department of Transport: DoT)はこのたび、アブダビメトロプロジェクトの設計段階にゴーサインを出しました。最初の建設段階では、地下鉄の2線路網、路面電車2路線、高速バス路線が予定されており、DoTは現在路線経路をチェックしています。
アブダビの交通インフラプロジェクトでは、18kmのメトロが12駅に停車し、最高時速100kmで運行する予定です。
メトロは、乗客密度が高く、交通量が多く、環境負荷が大きい地域をカバーすることが優先されます。また、ライトレールトランジットと高速バス路線も計画されており、ライトレールは28.5kmで45の停留所を、高速バス路線は14kmで25の停留所をカバーします。
これらのプロジェクトの第一段階の開始により、アブダビの交通渋滞が軽減され、持続可能な交通インフラが整備されることで、環境に配慮し、国の文化的、社会的、経済的な生活にプラスの影響が期待されます。
アブダビ内の交通に加えて、長距離鉄道計画も同時に進行中です。アブダビは、UAE国営鉄道の開発・運営会社であるエティハド・レール社に、旅客・貨物鉄道網の建設と運営を委託しました。
この計画により、サウジアラビア国境のグウィファトからアブダビのルワイス工業地帯を経由し、ラス・アル・ハイマのサクル・ハーフェンまで約1,400kmの鉄道が延びます。さらに、ドバイとフジャイラの首長国もこのネットワークに接続されます。第1段階の建設は既に開始され、第2段階は入札中です。運行開始後、貨物列車は時速120km、旅客列車は最高時速200kmで運行されます。最終的にはこの計画により、UAE国内の7つの首長国全てに電車でアクセスできる予定です。
アブダビの都市開発
予定段階の内容も含まれますが、アブダビの都市開発もさらに活発化していきます。以下が現在建築予定の新たなエリア、ホテル、レジデンスの一例です。ノブレジデンスやルーブルレジデンスなどは日本人にも聞き馴染みがあると思います。これらを手掛けているアルダー(Aldar)というアブダビで1番大きな建築会社です。
アルダーはマスターデベロッパー(地主)でもあることから、さまざまなエリアの開発を手掛けアブダビの発展に貢献しています。そして、ノブレジデンスやルーブルレジデンスなどは発表から2日で全室完売など人気度が伺えます。今後もさらなる発展が期待されるアブダビへの不動産投資はキャピタルゲイン・インカムゲインからの視点から見てとても魅力的だと感じます。UAE、アブダビ・ドバイへの不動産投資に関してご興味がございましたら、お気軽にご相談ください。
おわりに
UAEの首都アブダビに関してご紹介しました。UAEの中ではアブダビよりもドバイの方が知名度が高いですが、アブダビの経済規模や今後のさらなる発展の伸び代にはドバイ以上にポテンシャルを秘めています。
この発展を支える大きな背景にはドバイの倍以上もあるGDPや、UAEの政府機能がアブダビにあることが強く影響します。新たな新空港の開設やメトロ計画、4つの新たな美術館やスタジアムの建設、そしてブランドレジデンスをはじめとする新たな居住地の開発。これらの要素からアブダビの今後さらなる発展には期待せずにはいられません。