アブダビの一大エンターテインメント拠点であるヤス島(Yas Island)について、開発・運営を手がけるMiral(ミラル)社が、今後5年間で120億AED(約33億米ドル、約5,280億円)を投じる大規模投資計画を発表しました。注目すべきは、この金額が2025年に発表された「ディズニー・テーマパーク・リゾート」の開発とは別枠である点です。アブダビの観光・不動産市場にとって大きな意味を持つ今回の発表を、バイテックスの視点から解説します。

Miral(ミラル)

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Miral(ミラル)とは、アブダビ政府系ファンドADQ傘下の観光開発会社です。

フェラーリ・ワールド、ワーナー・ブラザース・ワールド、シーワールド・アブダビ、チームラボ・フェノメナなどヤス島の主要施設を手がけ、ディズニーの現地パートナーでもあります。会長のAl Mubarak氏はアブダビ文化観光局の長も兼任する、観光政策の中心人物です。

ヤス島
ヤス島

発表の概要

今回の投資は、ヤス島にある既存テーマパーク・アトラクションの拡張、新たな没入型ライドや体験の導入、ホテル客室数の増加とホテルポートフォリオの改修に充てられる予定です。個別の施設名や金額の内訳は現時点では公表されていませんが、5年間にわたる継続的な開発パイプラインとして位置づけられています。

Miral社のモハメド・ハリーファ・アル・ムバラク会長は、この投資がアブダビの長期ビジョンに沿ったものであり、ヤス島を「世界で最もダイナミックな観光地のひとつ」として発展させ続ける意欲を示すものだと述べています。また、観光産業における雇用創出と人材育成にも寄与するとしています。

ディズニーに加えて、さらに5,280億円
ヤス島には現在、フェラーリ・ワールド、ワーナー・ブラザース・ワールド、ヤス・ウォーターワールド、シーワールドといった世界クラスの施設が集まっており、2025年にはディズニーとMiral社が中東初となるディズニー・リゾートの開発を発表しました。今回の120億AEDは、そのディズニー案件とは切り離された追加投資です。ディズニー開業への期待に加え、その他のアトラクションやホスピタリティにも大規模な資金が投じられることで、ヤス島全体の観光地としての厚みがさらに増すことになります。

アブダビ「観光戦略2030」との連動
今回の投資は、アブダビ政府が掲げる「Tourism Strategy 2030(観光戦略2030)」を後押しするものです。アブダビは観光・エンターテインメントの世界的な中心地としての地位を確立し、経済の多角化と持続的な成長を目指しています。ヤス島はその中核を担うエリアであり、政府系の開発主体による継続投資が明確に示されたことは、エリアの将来性を裏付ける材料と言えます。

不動産投資の観点から


バイテックスでは、今回の発表を次のように捉えています。

観光インフラの拡充は、ホテル客室数の増加とともに来訪者数の底上げにつながり、ヤス島およびその周辺エリアの短期賃貸・長期賃貸双方の需要を支える要因になります。ヤス島ではAldar(アルダー)による住宅開発も進んでおり、テーマパークやホテルに近接するレジデンスは、居住用としても投資用としても注目度が高まっています。

また、ディズニーの開業時期に先行して既存施設の拡張や新ホテルが順次完成していくことで、エリアの価値向上が段階的に進む見通しです。将来の完成を待つ「期待先行」ではなく、開発が着実に積み上がっていくエリアとして、中長期の資産形成を検討されるお客様にとって有力な選択肢となるでしょう。

バイテックスがご案内できること
バイテックスは、アブダビで初めて設立された日系不動産会社として、ヤス島・サディヤット島をはじめとするアブダビ主要エリアの物件情報を日本語でご提供しています。Aldarをはじめ主要デベロッパーとの提携により、新規プロジェクトの事前案内や優先登録のサポートも可能です。ヤス島エリアの物件や、アブダビ不動産投資全般についてご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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