目次
ドバイが注目される理由:移住先としての魅力とは?
要約
- 所得税・相続税など多くの税金がほぼゼロ
- 世界でもトップクラスの治安レベル
- アジア・欧州・アフリカへの抜群のアクセス
- 多国籍環境で英語が通じやすい
- 「未来都市」と呼ばれる豊富な投資機会
税金が安い(またはほぼ0%)

- ドバイ(UAE)では個人所得税や相続税、キャピタルゲイン税がないのが大きな特徴
- ドバイに滞在し日本の非居住者(日本での住民票を抜く)になれば、仮想通貨や投資益にかかる日本の課税から解放される
- 2023年6月から法人税導入(9%)が始まったものの、フリーゾーン(後述)を活用すれば実質無税を享受できる場合も
世界トップクラスの治安

- NUMBEOの安全指数などで常に上位を獲得。
- 監視カメラの設置や警察力の高さから、夜間1人で歩いていても基本的に問題ありません
- 政府方針として移住者を歓迎しており、トラブルへの対策も進んでいる
英語が公用語として通じる
- 公用語はアラビア語と英語だが、人口の約9割が外国人のため英語が日常的に使われる
- 道路標識やメニューも英語併記がほとんどで、英語が苦手な方でも慣れやすい環境
- ただしアラビア語を少し学んでおくと、現地の人との交流に役立つ
多彩なビジネスチャンス・投資機会
- 不動産投資、仮想通貨関連、フリーゾーンでの会社設立など、多様な投資や事業が可能
- UAE政府やドバイ政府が積極的に海外資本を誘致している
- リモートワーク・フリーランスのビザ制度も整備され、グローバルな働き方がしやすい
最新ビザ制度(2025年版):種類と条件
要約
- ゴールデンビザ、法人設立ビザ、不動産ビザ、就労ビザなど複数の選択肢があり、自分の状況に合わせて取得が可能
ビザの種類 | 申請条件 | 有効期間 | メリット |
---|---|---|---|
ゴールデンビザ | 不動産購入額が 2M AED以上(約8,000万円)など | 10年 | 長期滞在が可能。投資家や高所得者に人気 |
法人設立ビザ | フリーゾーン or メインランドで会社を設立 | 2〜3年(更新可) | ビザ更新が容易。リモート事業もOK |
不動産ビザ | 75万AED以上の物件を購入または所有(2年ビザ目安) | 2年 | 賃貸運用で収益も可。家族帯同ビザも申請可 |
就労ビザ(被雇用者) | ドバイ企業のスポンサー(雇用契約) | 雇用契約期間 | 会社負担でビザ取得が可能 |
リタイアメントビザ | 55歳以上かつ100万AED以上の不動産or資産保有 | 5年(更新可) | シニア世代に人気。家族帯同が可能 |
バーチャルワークビザ | 雇用証明書 + 3,500ドル/月以上の収入証明 | 1年(更新可) | リモートワーカーが母国企業から給与を得て滞在 |
- ゴールデンビザ
- 富裕層や高度人材向けに5〜10年の長期ビザを発行
- 不動産購入、投資額などの要件は年々緩和傾向あり
- 法人設立ビザ
- フリーゾーン設立により外資100%出資で会社を作れる
- 最短1〜2ヶ月で取得可。ビジネスしながら長期滞在
- 不動産ビザ
- 75万AED以上の物件購入で2年間、200万AED以上なら10年ビザが目安
- 購入物件は賃貸に出して不労所得も狙える
- 就労ビザ(被雇用者)
- 雇用主がビザ申請。転職や退職でビザ失効に注意
- 取得費や医療検査代を会社が負担する例も多い
- リタイアメントビザ
- 55歳以上で資産や一定の収入を満たす方向け
- 投資ビザより要件が低めで家族帯同しやすい
- バーチャルワーキングビザ
- 在宅・フルリモートワークの普及により誕生
- 雇用証明書や月収証明をオンライン提出。滞在しながら海外企業に勤務
法人設立+1人分のビザ発行で目安となる金額
- 金額は120~150万円程度となります。この中には以下の内容が含まれます。
- トレードライセンス取得/法人設立:1年更新
- 1人分のビザ:2年更新
- バーチャルオフィス:1年更新
- メディカル・生体認証
- 仲介会社への手数料(約30万円)
- この金額をはるかに超える金額を提示された場合は、弊社までお問い合わせください。詐欺の可能性も十分に考えられます。
ドバイ移住を具体的に進めるステップ
要約
- ビザ取得までの流れと、日本での手続きや書類準備を解説
目的に合ったビザを選ぶ
- 投資か就労か、長期滞在の目的を明確に
- 法人設立 or 不動産購入など、それぞれのコスト・期間を比較検討
日本での非居住者手続き
- 住民票の抜き取り(海外転出届)を提出
- 日本の納税義務を非居住者扱いに切り替える(投資家は特に注意)
- 日本の保険・クレジットカード・証券口座などは使用できなくなる可能性も要確認
必要書類の準備と申請

- パスポート残存期間(6ヶ月以上必須)
- 健康診断(ドバイ到着後にメディカルチェックも)
- 保険証書や家族帯同の場合は婚姻証明書などを英訳・アポスティーユ取得
ドバイへの渡航・初期手続き
- ビザが仮承認されるとE-VISAを受領しドバイへ渡航
- ドバイへ到着後メディカルセンターにて採血・レントゲン検査、その後、指紋などの生体認証
- エミレーツIDの受け取り、銀行口座開設、保険加入
- 住居探しは年払い(または複数回での小切手払い)が基本で、エミレーツIDがないと契約できないため注意。初期費用の用意が必要となります。
ドバイの生活費:実際はいくらかかる?
要約
- 家賃・食費・交通費・教育費などを具体的に紹介
家賃

- 1LDKの目安: 月12〜20万円程度(中心地だと25万〜)
- 契約形態: 基本は1年分一括 or チェック(4回分割など)
- 契約時の注意点: 途中解約の返金ルールなど要確認
- 物件探しでオススメのサービス:Property Finder、Bayut、Dubizzle
食費
- 物価の傾向: 日本よりやや高め(1.2〜1.3倍)
- 外食費は日本比1.5倍ほど。生鮮食品は日本と同程度のため自炊すれば節約も可能。
- ビッグマック単品21AED(840円)、日本は480円程度。
- ビッグマック単品21AED(840円)、日本は480円程度。
- 嗜好品税により酒類・タバコはかなり割高
- ビールなどはリキュールストアで購入で日本の2~3倍はします
交通費

- タクシーやUber(Careem)は日本のタクシーの半額程度
- ガソリン価格は日本より安価(1L=130円前後)
- メトロ・バスも整備されているが、夏場の徒歩移動は厳しい
教育費
- インターナショナルスクール: 年間学費が100〜250万円
- 日本人学校: ドバイのビジネスベイに日本人学校あり。人数制限と待機期間がある場合もあるため用確認。
- 富裕層が多く、教育レベルは高い
医療費・保険
- ビザを取得するに際して民間保険への加入が義務
- 保険料はプランにより様々。健康診断や出産費用など要チェック
ドバイでの仕事・ビジネス:チャンスは大きい?
要約
- 就職、起業、不動産投資などドバイならではの機会を紹介
就職・転職
- 大手外資系企業が多数進出(IT、金融、観光、商社など)
- 英語力・専門スキルがあれば高給ポジションも狙える
- 日系企業の駐在・転職枠も一定数あり
起業・法人設立
- フリーゾーン設立のメリット: 税制優遇・外資100%出資可
- 法人維持コストはフリーゾーンによるが、最小で年額100万円前後
- ゴールデンビザ取得につなげる事例も
不動産投資
- ドバイの不動産価格は上昇傾向。利回り5〜9%も珍しくない
- エリアによって需要が異なる(ダウンタウン、マリーナなど人気)
- 不動産ビザとの併用で移住+投資を同時に実現
よくある質問:Q&A
- Qドバイ移住に必要な初期費用は?
- A
ビザ取得・エミレーツID発行・保険加入・家賃前納などを考えると、最低でも100〜200万円ほどの余裕があると安心
- Q英語ができないと無理?
- A
多少の英語力は必要だが、移住後に伸ばせる人も多い。SNSや翻訳アプリを活用すれば日常生活は可能
- Q夏の暑さは本当に大丈夫?
- A
外気温は50℃近くなる日もあるが、車や建物内は冷房完備。外歩きはほとんどしないため慣れれば平気な面も
- Q永住権は取得できる?
- A
ドバイには伝統的な「永住権」という制度はないが、長期ビザを更新し続けることで事実上長く住める
ドバイ移住は最新情報のチェックが鍵
- 2025年版はビザ要件がさらに緩和され、多彩な取得オプションがある
- 自分に合ったビザ(法人設立、不動産投資、就労など)を見極めるのが大切
- 日本の非居住者手続き・住民票抜きなど、出国前の準備が移住をスムーズにする
- 行動のポイント → 目的に合うビザ選択 → 日本での手続きを完了 → 渡航後にエミレーツID取得・銀行口座開設 → 住居契約や生活基盤づくり
ドバイ移住サポートの利用もおすすめ
- 専門エージェントに相談すると法人設立やビザ申請、住まい探しを効率よく進められる
- 面倒な書類作業や言語面でのサポートを受ければ、不安を軽減